影片讲述亡父记忆的料理让怀着复杂心情的家人羁绊更深的感人故事，染谷将太、户田惠梨香和洼冢洋介饰演三兄妹，齐藤由贵与永濑正敏饰演父母。

麟太郎（染谷將太 飾）和姐姐美也子（戶田惠梨香 飾）為了父親（永瀨正敏 飾）的葬禮返回家鄉，在守靈夜開始之前，母親秋子卻（齊藤由貴 飾）取消了所有的餐點並親自下廚。隨著秋子端出一道道熟悉的料理，全家人回想起20年前，新媽媽秋子帶著大哥哥舜（窪塚洋介 飾）加入後五人一起生活的點滴，無論是曾經一起出遊的快樂回憶、或是為了習慣差異出現的摩擦，不禁讓麟太郎他們重新思考家人的定義，更想起15年前，哥哥舜在一夜之間離家後再也沒回家的往事。就在守靈夜結束之前，舜回來了，並帶著父親的遺言，決定在今晚解開這麼埋藏多年的家族秘密……

Rintaro (Sometani Shota) returns home for the first time in a while to prepare for and attend his father's funeral. He and his sister are surprised to find that their mother has canceled the catering order, and instead will be making the food herself in accordance with her late husband's will. The first dish she brings out is simply sunny side up eggs, and the attendees are at a loss. Rintaro recalls that this was the first meal his father had cooked for him and his sister.

父が亡くなった。久しぶりに顔を合わせた麟太郎と美也子の姉弟は、通夜の席に臨む。しかし、美也子が予約していたふるまいの仕出しが届かない。母のアキコが仕出しを断っていたのだ。アキコはふるまいの料理は故人の遺言で自分が作ると言う。

そして最初にできてた料理は目玉焼きだった。麟太郎はその目玉焼きに覚えがあった。それは父が新しい母を連れてきた日の記憶で、盲腸で入院した母の代わりに父が子供たちに初めて作った料理だった。次に出てきた味噌汁は、合わせ味噌の味噌汁で、家庭の味をめぐって赤味噌か白味噌かでひと悶着あった味噌汁だった。いろんな料理を通して家族はだんだん一つになっていく。麟太郎と美也子は、新しい兄・シュンと、まるでもとからの兄弟のように親しんでいた。そんなときが５年続いたある日、兄が突然家を出ていく。なにも知らされることのなかった麟太郎と美也子には、到底理解できることではなかったし、家族というものに対する不安を心に残すことになった。

７年間音信不通だったその兄が、父の通夜の席に戻ってきた。兄は父が家で最後の食べたというすき焼きを作り始める。