香坂は新宿のバーのマスター。ある日アルバイト募集の張り紙を見た萌子という女性がやってきた。彼女は香坂を捨てた女に似ていた。即採用する。

店に1人の男が現れた。水割りを作っていた萌子は彼を見てグラスを床に落として震えだす。男は彼女を見てあざけるような笑みを浮かべ、飲んだ酒代を萌子に付けておいてくれと言って出て行った。

香坂は次第に萌子に惹かれていった。例の男はまだ萌子につきまとっている。香坂が萌子を家まで送ると、男がつけてきた。萌子と別れた後、男に詰め寄ると警察手帳を見せて「あの女は強盗犯だよ」と言うではないか…。